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フォント製作術 3
written by M.M.R.
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V.画像ファイルの用意2
次に先程保存した
BMP
ファイルを
PCX
形式へと画像変換ソフト等で形式変換をします。変換の仕方はお使いのソフトのマニュアル等を参考にして下さい。ここで単に
PCX
形式に変換しただけでは、その画像の持つパレットは下図のような状態になっています。パレット編集ソフトなどで見て下さい。
色の並びはソフトによってまちまちですが、ここで重要なのは背景色に指定したいカラーのパレット内での位置です。無限での透過色の指定方法は、
透過色に指定したい色をパレット内の特定の位置に配置する
ことで指定しています。その特定の位置とは、
パレット番号
0
番の位置
です。(これは、パレット編集ソフトによっては、
左上が
0
番であったり、右下が
0
番であったりします
。上図は、
PhotoShop
でのカラーテーブル表示ですが、この場合は、右下が
0
番となります。お使いのパレット編集ソフトのマニュアル等でご確認下さい。)
それでは、カラーパレットの編集をしましょう。背景色に指定したい色をカラーパレットの
0
番の位置へと配置し、その他の場所には背景色を使わないようにずらしていきます。(下図参照)
これでOKです。パレットを
ACT
形式で保存しておきましょう。そして、先程作っておいた
BMP
ファイルをこの
ACT
形式で保存したパレットを用いて
PCX
形式の画像ファイルへと変換しましょう。そして、任意の名前で保存します。
ここで示した作業工程は、ほんの1例にしか過ぎないことを予めご了承下さい。お手持ちのツールによっては、
BMP
ファイルのパレットを編集してから
PCX
形式に変換した方が効率が良かったりします。いずれにしろ最終的に、透過色に指定する色がカラーパレットの所定の位置に納まったパレットを有する
PCX
画像ファイルを製作できればいいわけです。これで、画像ファイルの用意は完了です。
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