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フォント製作術 4

written by M.M.R.
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W.テキストファイルの用意1
 さて、次はテキストファイルの用意です。このテキストファイルの役割は、どんなサイズのフォントを作るのか?や先程用意した画像ファイル中のどの部分をどの文字(キャラクタ)に割り振るのかを設定するものです。この設定ファイルは大きく分けて2つの部分に分かれます。
 まずは、フォントに関する基本設定の部分です。テキストファイル中で次のように記述します。

; Name Font
[Def]
Size = 9,18
Spacing = -1,0
Colors = 34
Offset = 0,0
Type = Variable

 順番に解説していきましょう。まず1行目ですが、行頭に;(セミコロン)が付いています。行頭にセミコロンが付いている行はコメント文と見なされます。つまりこの行はコメントです。別に無くても構いません。
 2行目の[Def]。これは、この行以下で、フォントの基本的な定義をしますという宣言文みたいなものです。必ず必要です。
 3行目のSize。これは、フォントのサイズ(横×縦のサイズ)を指定するものです。文字によって横のサイズがバラバラである場合には、横サイズに関しては適当で構いません。が、全ての文字が縦横それぞれ同じサイズである場合には正しく設定しましょう。書式は、

Size = x, y

となります。
 4行目のSpacing。これは、無限で文字列を表示させた場合に、次の文字をどういった間隔で表示させるかを指定するものです。例では、−値が指定されていますが、この場合は前の文字と次の文字とが(1ピクセル)重なるように表示されることを意味します。+値を指定すると当然それだけの間隔が開きます。書式は、

Spacing = x, y

となります。
 5行目のColors。これは、そのフォントがどれだけの色数を使っているかというのを指定するものです。応用編で解説する「1つのフォントに多数のカラーを持たせる。」と深く関係があります。これも正しく設定しましょう。(透過色として指定している色は除く)書式は、

Colors = n

となります。
 6行目のOffset。これは、無限で文字を表示する際に、どこを軸として文字を表示するかという設定をするものです。文章では説明しにくいので…下図を参照して下さい。

フォントのサンプル

このようなフォントがあるとします。(実際は、透過色が表示されないのですが、分かりやすくするために表示してあります。また拡大表示しております。)そして、それぞれOffsetを、Offset = 0, 0Offset = 5, 5に設定した場合、無限ではどのように表示されるかというと…

Offset = 0, 0の場合Offset = 5, 5の場合

となります。ここで白の十字は、system.defや、fight.def中で指定されるフォント描画の基底座標です。少し分かりにくいですが…。通常は、Offset = 0, 0でOKです。書式は、
Offset = x, y

となります。
 7行目のType。これは、各文字の縦横のサイズが文字全てで同じ大きさなのか、それとも文字によってはサイズが異なるかを指定するものです。指定値は、Fixed,Variableのいずれかです。Fixedを指定した場合、次に述べる[Map]の項目で文字の開始位置(x軸)、横幅の記述を省略することが出来ます。この場合、先にSizeで設定した値が自動的に適用されます。書式は、

Type = Fixed or Variable

となります。  以上で、[Def]の項目の設定は完了です。






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