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フォント製作術 8

written by M.M.R.
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[.応用編(Color Bank
 ここでは、1つのフォントファイルに多数のカラーヴァリエーションを持たせる方法について解説していきます。基本的な作業はほぼ同じなのですが、画像ファイルを用意する際にパレットを編集する必要があります。まずは、下図のようなパレットがあったとします。(色数は、透過色を除き34色使用しています。)

標準カラーパレット

 このフォントに2番目、3番目…のカラーヴァリエーションを持たせるためには、空いているスペースから順に34色ずつ追加していきます。(下図参照)

バリエーションしたカラーパレット

上図の場合では、7種類のカラーヴァリエーションを持っていることになります。しかし、闇雲に色を追加していけば良いわけではありません。1つ重要な注意点があります。分かりやすい例を挙げて解説しましょう。まずは、下図のようなパレットを持つフォントがあるとします。

カラーパレットの注意点

色数は2色しか使っていないのですが、白はフォントの縁、赤はフォントの中身の色に設定してあるとします。そこで、次のカラーヴァリエーションとしてフォントの縁を同じく白、中身を今度は青にしようとして色を順番に”青・白”と追加してしまうと、結果はフォントの縁が青、中身が白色になってしまいます。これは、最初のカラーヴァリエーション(白・赤色)によって、フォントの縁は1番目のカラーパレットから。フォントの中身の色は2番目のカラーパレットから。と設定されているからです。この場合、正しく設定するためには”白・青”と追加しなければいけません。3番目、4番目…と追加していっても同様です。
 そして、今度はテキストファイルでの注意点です。テキストファイルの用意編でもちらりと書きましたが、1種類のカラーヴァリエーションが持つ色数を[Def]項目のColorsで正しく設定しておかなければなりません。そうしないと、「このフォントは何番目のカラーパレットまでを1種類のカラーヴァリエーションとしているのか?」が設定できず、変な表示になってしまいます。書式などは、テキストファイル用意編を参照してください。
 以上で、1つのフォントに複数のカラーヴァリエーションを持たせることが出来ます。






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